「工具の揃え方が分からない」
「どの工具を揃えたらいいかわからない」
そんなあなたにおすすめの工具の選び方を、
KTCが一挙ご紹介いたします!
工具の揃え方には様々な方法がありますが、どうせなら「賢く、損なく」揃えたいですよね。
そこでまず確認しておきたいのが、次の2つのポイント。
- 必要な工具の種類やサイズを確認する。
- 工具の使用・収納場所を確認する。
この2点が明確になっている方は、「2.工具セットをおすすめする理由」に進んでください。
必要な工具の種類や
サイズを確認する
工具を揃える前に、使用目的を明確にしておくことがとても大切です。なぜなら、使用する箇所によって使われているねじの種類やサイズが全く異なるからです。例えば…
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プラスねじ
あらゆる用途で使われており、組立家具などに使われる一般的なものから、眼鏡のつるに使われる極小のものまで様々なサイズがあります。
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六角ボルト・ナット
六角ボルト・ナットは家庭内で見かけることは少ないですが、自動車やバイク、屋外のフェンスなどに使われています。
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六角穴付きボルト
六角穴付きボルトは二輪車や自転車、電気部品などにも使われています。
作業の都度、ねじやボルト・ナットのサイズを確認して、必要な工具を揃えていくのが一番無駄がないでしょう。
でも、急に修理が必要になったとき、手元に工具がないと困ってしまいますよね。そのため、基本的な工具は予め揃えておきたいもの。そんなときは、「工具セット」で基本的な工具を揃えてしまうと安心です。
工具の使用・収納場所を
確認する
ドライバやスパナが、リビングに放置されていたり、引出しに無造作に入っていませんか?
実はその収納、とってももったいないんです。
- 保管場所によっては、工具が錆びやすくなって結局買い換えるサイクルが早くなってしまう。
- どのサイズの工具を持っているかわからなくて、同じサイズを買ってしまう。
- どこにいったかわからなくなる。
こんなことにならないためにも、工具ケース(工具箱)に入れて保管しておきましょう。
工具ケース(工具箱)には「据え置き」タイプと「持ち運び」タイプがあります。工具ケースの選び方は、このあと詳しく説明していきます。
工具のプロが選んだ
「必要な工具」が
揃っている
工具をセットで揃えるメリットとして、「いつかは使う可能性の高いサイズや種類が入っている」という安心感にあります。「何ミリのソケットは持ってないから、このねじが外せない!」などという事態を防げます。また、工具セットに入る工具の種類やサイズは「KTCがほぼ完成させた工具構成」になっています。
例えばこの工具セット「SK3650X」は自動車に加えて、バイク・自転車、その他一般家庭で使う家具・機械類をほぼ整備できる内容になっています。自動車のねじの定番サイズはもちろん自転車や機械類に使われている13ミリなども入っています。 また、組み立て家具などで使われている六角穴付きボルト(キャップボルト)用の六角棒レンチも入っています。
専用トレイで紛失防止!
KTCの工具セットは、一部のセットを除き専用トレイで工具を姿置きするよう設計しています。これは見栄えだけでなく、次のようなメリットがあります。
- 取り出しやすいので、必要な工具・サイズがすぐに使える。
- 使っている工具が分かるので、紛失防止になる。
- 持っている工具の種類・サイズがひと目で分かるので、重複したサイズを
購入してしまうなどの無駄を防止。
専用トレイには、収納力が落ちるというデメリットもありますが、工具がスムーズに出し戻しできることで、結果的に作業効率の向上につながります。
ケース(工具箱)の違い
工具セットの種類として、一番大きな違いが「ケース(工具箱)の違い」です。
どのケースが良いかは使い方や特徴、予算、好みからじっくり悩んで選んでいただく必要があります。
この中で、初めて工具セットを選ぶ方がよく悩まれるのが「チェスト」か「両開きケース」か、です。では、KTC の代表的な2つの工具ケース(工具箱)で違いを紹介していきましょう。
チェスト
使い方で選ぶ
据え置き
基本的な使い方としては据え置き前提となります。ですが、横にハンドルが付いているので、両手で両サイドのハンドルを持って動かすことはできます。ただ、重く、両手が塞がるので、移動させる場合は、チェストタイプは向きません。
チェストを動かしたいときは、これがオススメ!セットされている工具で選ぶ
スパナやめがねレンチ、コンビネーションレンチのサイズを充実させています。そのため、モンキレンチは入ってません。
収納量で選ぶ
最下段の引出しにはトレイがなく、自由に工具を入れられるいわゆる「ガサ入れタイプ」になっています。このスペースには空きがあるので、追加で購入した工具も収納できます。
両開きケース
使い方で選ぶ
持ち運び
持ち運びできる工具箱の代表格。片手で持てるため青空駐車している駐車場などに持ち運んで作業する人には、両開きケースが向いています。
整備するときには、工具だけではなく部品や材料も持ち運ぶことも多いため、移動するときに片手が空くという点も重要なポイントです。
セットされている工具で選ぶ
持ち運ぶことを重視した軽量化できるセット内容。プロの方は出張整備などで使うため、現場でいろいろなサイズに対応できるようサイズ展開のある工具の数を減らしモンキレンチを入れています。
もちろん本来は、サイズの一致するレンチを使う方がガタつきなく使用できます。
収納量で選ぶ
このセットは全段専用トレイの姿置きとなっているため、見た目もとても良いのですが、追加工具は入りません。
上段は取り外しが出来るトレイがついており、両開きケースを作業場所に運び、トレイごと取り出して作業をする、といった使い方もできます。
カラーの違い
ケース(工具箱)の違いで決めきれないときは、「好みのカラーで選ぶ」も一つの選択肢です。
KTCの工具ケースの定番色は「レッド」「ブラック」「シルバー」ですが、期間限定・数量限定で販売する特別色もあります。
※写真は過去に販売した特別色の一部です。
チェストタイプをより使いやすく!
大きいモノをガサガサっと置くには、
ワゴンが便利
チェストを移動させる場合、ワゴンに乗せて移動させることがあります。自動車整備工場などでは壁面に据え置きで設置され、作業する車からは離れていることが多いです。でも手持ちだと持って行ける量が限られるし、台車だと運ぶモノの形状に制約があります。そこで活躍するのが、工具や部品類をまとめて載せて車の近くまで移動し、そのまま作業台としても使えるワゴンとチェストの組み合わせです。ワゴンは使われている鉄板が少ないため、軽量なうえ、工具類を細かく整頓することはできませんが、大きな部品や、かさばるものを置いておける利点があります。
ローラーキャビネットと組み合わせる
ローラーキャビネットはチェストと同じく引出しがついたタンスのような形状の工具箱で、上部がフラットになっているため、チェストを乗せたり作業台としても使えたりします。
プロの方だと、ローラーキャビネットの上にチェストタイプを重ねる、というのが定番的になっています。
チェストとローラーキャビネットの組み合わせは、工具や備品の収納・保管が主目的です。ローラーキャビネットとワゴンは、住み分けができているのです。
用途の違い
使用用途別に、KTCがおすすめする工具セットをセレクトしました。
あなたにとっての、とっておきの工具セットが見つかりますように。